静岡県浜松市の庭景設計・施工・管理なら『洛風庭匠 大三(だいぞう)』

暮らしの中にやすらぎのある庭景

玉木邸の茶庭(坪庭)

茶道・書道・歌道を極めた玉木幸子さんの三回忌法要を迎えられ「妻の生きた証に歌集を」というご主人のお気持ちで「手を翳したき」という歌集が上梓(じょうし)されました。
物の上や顔の前に手や物をさしかけて光を遮る表現を「翳す」(かざす)という言葉の意味は重く、深く心象風景として受け留める事が出来ました。
数々ある歌の中から三首抜粋させて頂きます。
「窓影の吾が居ることを知らぬらし庭の水鉢に羽根あらう鳥」
「羽根あらい飛びたつ鳥の水鉢のみずとび散らす春の夕ぐれ」
「手入れする庭師の動き軽やかに庭の明るさひとしお増しぬ」
その鳥と共有した至福の刻、気持ち良くなって飛びたっていった春の夕ぐれどきの憂愁、私達の仕事ぶりもしずやかな庭の風景として歌われていました。
ご冥福をお祈り致します。



玄関前のしつらえ


外露地のアプローチ


中門付近、四ッ目垣と結界棒新設


内露地の蹲踞と織部燈籠


深草三和土の軒内と飛石、踏石、雨落ち敷炭など


窓側より幸子さんが眺められていた水鉢